ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

クレッシェンド

トリテ三重奏曲
【クレッシェンド】

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前回は【ミットレール・ヤス】を紹介しました。
今回紹介するのは前回と同じく3人専用の【クレッシェンド】となります。

このゲームは「プエルのトリコ」の管理人であるりかち(@rikkati)さんが
ドイツの3人トリックテイクの【スカート】からインスパイアを受けて作成したゲームです。

プエルのトリコ


トランプは各スートのA、2、3、4、5それとジョーカーの21枚を用意します。
目的はビットした点数以上を取ることを目指します。
まず、ディーラーはカードを配り切ります、ディーラーの左隣のプレイヤーをフォアハンド、ディーラーの右隣のプレイヤーをミドルハンド、ディーラーをリアハンドと呼びます。
ディーラーから時計回りで
          
    ディーラー(リアハンド)→フォアハンド→ミドルハンド

と言う順番になります
ビットはまずフォアハンドから宣言します(得点は後で説明します)
「ハートで20点」ていう感じです
最低は18点からです。
スートはノートランプでもOK
それ以降は時計回りでビットを行います、
 一番高いビットをした人が親(ソリスト)となります。

そしてプレイを始めますがリードはソリストからではなく、フォアハンドから始めます。
最初遊んだとき、僕はここを間違えました
 ランクの強さは5が最強1が最弱で後数字の大きい順になってます。
プレイはマストフォローのトリックテイクを行います。
ジョーカーなんですが、基本、何のスートもフォローできますがジョーカーの強さは1以下の最弱。
リードで出した場合の、出した人が何のスートか指名出来ますので、他の2人が持ってないスートを宣言して、なおかつ切り札が無かった場合のみ、ジョーカーは初めて勝てます。

さて点数ですが、普通のトリックテイクにあるような、トリック数や取ったカードではありません
このゲームでは、何トリック目を取ったがで点数が決まっていきます。

まず、1トリック目取ったときは、1点入ります。
次に2トリック目を取った場合、2点入ります。
そして、3トリック目は3点、4トリック目は4点…そして最後の7トリック目は7点になります。
つまり、何トリック目の数がそのまま得点になるのです。
例にすると、2トリック目、5トリック目、6トリック目を取った場合は2+5+6=13点という感じです。

最初は一番小さい数(pp)から始まり、最後は最も大きい数になる(fff)
この点数方式がこのゲーム、「だんだん大きくする」という記号の名前でもある、
クレッシェンドの由来でもあります。

宣言より大きい点数をとれれば、取った点が入ります、
逆に宣言した点より小さければ、宣言した点がマイナスとなってしまいます。
そして、宣言と点が同数の場合は、特別ボーナスとして2倍の点がはいります。
このルールによって、ビットを精密に行う必要性が出てくるのです
この2倍ルールは上手い具合に効いてます。
これを規定回数行い、点数の高い人の勝利となります。


トランプゲームながら、ワンアイディアで満足せず、
名前の付け方や、ジョーカーの存在まで
細かいところに様々な工夫がちりばめられています。
点数が今までに無い方式なのでとまどいますが、
簡単な得点計算なので、ある程度見通しも解らなく無いのです
実際行うと、何回も回したくなる魅力的なゲームです。

詳しい説明はこちらをご覧ください。

クレッシェンド