ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

九点半

日本式ブラックジャック
【九点半】

f:id:yau_ichi:20170706143910j:plain

このゲームは大井町のマーブルのトランプ例会で初めて遊び、非常に印象的なゲームだったのを記憶しています。
最初聞いたときは中国のブラックジャックのバリエーションかと勘違いしてましたが、
実は日本生まれのれっきとした創作ゲームだと言うことがブログの記事を調べている時に気づきました。
元々は【オイチョカブ】に【七点半】を併せて創作したものだと言われています。
ルール自体は【ブラックジャック】に似ているのですが、【ブラックジャック】にはない駆け引き要素があり、面白いゲームです。



kubotaya.exblog.jp

今回は上にリンクしたネットにでていたルール解説と本を参考にしてまとめたのですが、
細かいところが理解できずに記憶と想像で纏めた所があります。
もしかしたら本来のルールと異なる可能性が有るかもしれません。
もし間違いが気づいたらご指摘をお願いしたい所ではあります。


■人数

3人から始めることが出来ますが、
6人〜10人までがベストとされています。

■用意するもの

トランプ:ジョーカーを除く52枚
チップ:一人分を 白(1点)を10枚、赤(5点)を10枚を用意。
1人分を30点〜50点で持つのがよいとされてます。

■子と親

このゲームではディーラーを親、それ以外を子と呼び、
ブラックジャックと同様に親一人に対して複数人の子と勝負していきます。
親は1ラウンドが終わったら、時計回りに移っていくのが良いでしょう。

■カードの点数

カードごとに点数がもうけられています。
A=1点
2〜10=数値どおり
J、Q、K=0.5点

 このゲームではJKQが0.5点(半点)で有るところがポイントです。

■役の強弱

このゲームでは自分の手前のカードの合計値が9.5に近くなるようにしていくのが目標となります。

このゲームでは役が二つ有ります、1つはカードの合計が丁度9.5となる役で「ナチュラル」
Jと10の2枚からなる「ジャックテン」というのがあります
(Jと10は合計は10.5ですが役として見ます)
その後は数が9.5未満の場合は数字が大きいほど強くなります。
ジャックテン以外9.5を越えてしまうとどんなに大きかろうが全てバーストとなり、最弱の役となります。
ここで注意して貰いたいのですが、役が出来るのはあくまで子の時だけです。
親は9.5が出来てもただの9.5点、ジャックテンが出来てもただのバースト扱いとなります。

そしてさらに!子の親の強さが同じ場合、親の方が負けてしまいます。
 つまり、勝負をすることになった場合、引き分けになることはありません、同数の場合は子が勝つためです。

 ここまで書くと親が非常に不利になるように出来てるのですが…。

■アンティ、リミット

最初に子は参加料(アンティ)を支払います、このアンティに対し、
途中で上乗せすることが出来ますこの上乗せ額の上限をリミットと呼びます、

リミットは

アンティ×10

が良いとされています。
プレイの前にこれらの金額は決め手おいた方が良いでしょう。

今回は、全員1を出す前提で説明しますが、もし勝つ自信がある場合、
2、3と賭けても良いでしょう。もちろんアンティを出さないと言う選択もあります。
そのときはそのラウンドではカードを配りません。

■ヒット、ステイ

アンティを出し終えたら、親は全員に左隣から1枚づつ、自分には表向きにして配ります。
子は自分の裏向きのカードを見てかまいません。
もし、親のカードが10立った場合はラウンドは終了です。
アンティの分を親は子に払います。
ディーラーは自分の左隣の子に「ヒット」か「ステイ」を聞いていきます。
ヒットだった場合、親は表向きにしてこの渡します。
「ステイ」だった場合、それ以上はカードは配らないで、左隣の子に移ります。
また「ヒット」で10、9が配られてしまった場合も左隣に移ります。

このようにして時計回りに全員に「ヒット」「ステイ」を聞いたら、今度は子が「ベット」を行います

■ベット

ディーラーから左隣に1枚〜リミットまでの枚数をベット出来ます。
つまりこの賭ける枚数は

2枚〜リミット+1枚

となります。

■勝負

全員がベットが終わったら、親は子と勝負となります。

この時に、半数の子と勝負する事が必須になります。
言い換えると、あと半数とは勝負しなくていいのです。(8人なら4人、7人なら4人と必ず勝負しなければ行けません)
 親は子の出ているカードとチップを見比べて勝負するかどうか決めます。
勝負すると親が決めたら、子は裏向きのカードを広げて勝負します。
勝敗は前述のとうり、子が勝った場合は親は子の賭けた枚数分のチップを払います。
親が勝ったら子の賭けたチップを自分の物に出来ます。
子に役が出来てたら、親の支払うチップが2倍になります。

もし、勝負の前に、親は自分に札を1枚増やすことが出来ます。
もし追加した場合、勝負する人数が

過半数+追加した枚数)人

になるので、注意が必要です。

以降を全員が親になるまで行っていきます。

このゲームでは親が一番面白いと思います、
半数だけ勝負していいというところで、このカードのめくり方、
チップの掛け方などで駆け引きが生まれるからです。

例えば表になってるカードが9
1枚裏になってる場合で、
チップが弱気な場合では
もしかしたらバーストしてる可能性があるのではないかとして確実に勝てるから勝負しても構わないかなと思います。
ただ、「ジャックテン」の目がある可能性があるわけで、それだったら他のプレイヤーに勝負をした方がいいのかもしれません。
子も親の裏をかいてバースト役をうまく役に見せて強気で見せてチップを払うのを回避する事だってできます。

【九点半】はルールはシンプルでわかりやすいですが
ともすればテキサスホールデムよりも複合的な駆け引きが要求されるゲームだとおもいます。


追記:7人の場合は4人と勝負するそうです。助言いただきありがとうございます