ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

クク(日式)

変えるか?変えないか?2択のおもしろさ 
【クク(日式)】


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周りを見てみると「ククカード」は持っているけど、遊んだことがないという方が結構多くいます。

ククはヨーロッパで流行したトランプ同様に色々なゲームが出来るプレイングカードです。
このククカードで出来るゲームで最も特徴的で初心やゲーマーなどが幅広く遊べるののが【クク(日式)】です。



ククの生まれたいきさつ、ククの魅力についてはこの文章を読んでいただくのがおすすめです。

kusabazyun.banjoyugi.net

このゲームはすばらしいゲームだと気づいた瞬間と喜びを
ここまで見事に書かれているのは本当にすごいと思います。

【クク(日式)】は1枚の手札で自分の手番で行えるのはほぼ2択の選択肢のみ
ですが、そこにはアナログゲームでしか味わえない面白さが凝集されていることだと思います。
今流行りの「ミニマリズム」という言葉がうってつけでしょうね。

しかしながら、このゲームは実際に遊んでみないと不明瞭な点が多く。
ククのルールが把握できてない方が多く見受けられてると思います。
 どのような流れで遊ぶのか、流れを書いて見ましょう。
特にククのルールには書いてないところを重点的に説明したいと思います。

■大人の時間、子供の時間

ククは負けぬけのゲームです。
ただし、ゲームに負けたからと行ってすぐに抜けるわけではありません。
 1ラウンド目では失格となったら1チップ払います。
2ラウンド目は2チップ3ラウンド目は3チップ払います。
ここまでは失格となっても復帰できるので「子供の時間」と言われています。
4ラウンド以降では失格したら復帰は出来ません。ここからを「大人の時間」と呼ばれています。
子供の時間、大人の時間と言いますが、子供の時間でも負けるとチップを減らされてしまいます
大人の時間はゲームから抜けてしましますがチップは減らされることはないので、
もしかしたら子供の時間で負ける方が大変かもしれません。

■ラウンドの流れ

1ラウンドの流れはまずディーラーが反時計回りに1枚カードを配ります。
カードを配ったら、ディーラーは「どうぞ」といいます。
ディーラーに右隣から順番に「チェンジ」「ノーチェンジ」を宣言します。チェンジを宣言したら、右隣のプレーヤーとカードを交換します。

最後はディーラーに回りますが、ディーラーは最後に山札をめくる、要は山札と自分の札を交換し、全員と比べ、低いランクのカードの人が失格します。
こっからは特徴的特殊カードを要点のみ話しましょう。

▪️クク

ククカードを持っていたら親が「どうぞ」と言った瞬間から
「クク」と宣言することでラウンドを強制終了させることが出来ます。
ここでポイントとなるのがクク宣言するポイントと言えます。
クク宣言すると失格者は1、2人ですが、特殊カードにおける失格者を出すことで、
自分がチップ総取りで出来る可能性が高まるので、
自分が有利になるためにはぎりぎりまで待ってクク宣言するのが良いというのが定説です。
しかし、思わぬところでククカードがチェンジ要求させられるとクク宣言出来なくなってしまリスクはあります。
(自分はこの戦法は好きではないので真っ先に宣言してしまいますが)

◾️猫

猫はこのゲームではかなり人気のあるカードです。
自分の手元に離れたカードが思わぬところで猫に引っかかって失格になるスリルがあります、
猫のなきまねしたい人が多いのもこのカードの人気の一つです。

◾️マット

マットはもっとも弱いカードですが、このゲームに置いては相手を攻撃できる爆弾でもあります。
相手にしたり顔で「ハイ、失格」といって渡して相手の悔しがる顔を見るのが楽しいです。
渡す時は表向きにして全員にみせて渡すのが良いと思います。
渡して失格にさせたと思ったら、相手もマットで同士討ちを食らった、なんてのはこのゲームで良くある事故です。
あと、交換しようとしてクク宣言で失格になってしまったなんてことも良くあります

▪️人間

人間はチェンジを要求されたら、相手にカードを見せて失格を要求します。
相手を失格にさせるカードは他にはありませんので見せても特に問題はないでしょう。
(交換はしないと思いますが)人間のプレーヤーはチェンジをするかしないか選択します。
ゲーム会のローカルスタイルではあるんですが、
チェンジした相手に「覇王翔吼拳!」とか。「昇竜拳!」とかいってカードを見せるやり方があります。

◾️0

0は特殊カードではありません、がこのゲームに置いては交換するかどうするか非常に悩ましいかーどではあります、0は一番低いカードではありません。その下にお面、バケツ、獅子がいるからです(マットは例外ですが)
このカードがでていない前半はチェンジしないという選択しがありますが、
チェンジのリスクは大きいのも忘れてはいけません。

◾️家、馬

これは手番を飛ばせるパスカード。
両カード共にチェンジが回って着たら「パス」と言って回します。
持っていても強いカードなのでわざわざ交換することはないと思います。
 
◾️お面、バケツ、獅子

絵札ですが特に効果がないカード。
獅子以外はここで交換するかどうかは残りカードによって変わります。
獅子は実質最弱なので交換がいいでしょう



使ったカードは裏向きにして脇に置きます表にしてわかりやすくする人がいましたが、
テンポが落ちてしまうのと今まで出てたカードから推測する面白さがあるので、
あまりいい方法とは思えないです。
 
みなさんの好き好みもあるし、好きずきで遊ぶのがいいのかもしれませんが
ククで重要なことは軽妙に進むテンポ感であると思います。
考え込んだりカウンティングを真剣にするのはスピードが損なわれるのであまり良いとは思えないです。
 今回ルールの補足ももそのスピード感を生かした内容になっているので、
この遊び方で試してみて頂くことをおすすめいたします。

なれたら、自分のカードを頭に着けてあそぶ「インディアン・クク」も試してみてください。


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今回はローカルルール蛇足説明みたいな話になってしまいましたね。


※最初に「カンピオ」としたところ、カンピオとは定義が違うから別の名前にした方がいいのではないかとの話がありました。 ククにしようと思いましたが、ククゲームは他にもある事と国産で生まれたククゲームなので、日本式ククをさらに略して【クク(日式)】と略すことにしました。