出降りが出来る多人数ラミー
【インディアン・ラミー】
今回は【500ラミー】と同じラミー系で、
インド全域で遊ばれている【インディアン・ラミー】を紹介しようと思います。
以前、なかよし村で教えてもらい、群馬JAGAで立てて見たことがあるのですが、中々に評判が良かったです。
要素が多いですが、ゲーム自体はシンプルな内容になっています。
大人数で遊べて、で降りが悩ましい「パッキング」ルールがゲームにいいスパイスになってますね。
以前、【インディアン・ラミー】のルール内容を書いてまとめたことがあります。
■人数
2人〜10人まで遊べます
多人数の方がいいと思います
■用意するもの
2〜6人の場合、52枚のトランプにジョーカーを加えた物を2組、106枚使用します
7人以上の場合は3組使うので159枚使用します。
チップも用意しましょう。
各自200点持ちが良いかもしれません。
■席ぎめからディールまで
まず適当にシャッフルし、各プレイヤーが1枚づつ引きます。
この時引いたカードの高さの順位によって席が決まります。
順位の高さは以下のとうりになります。
ジョーカー>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
同じランクの場合は、もう一度引き直して優越を決めます。
最も高いランクを高いランクを引いたプレーヤーが好きな場所に着いて、ランクの高い順に右隣に座っていきます、一番低いランクのプレーヤーがディーラーを行い、以降は反時計回りでディーラーを移動します。
■ディール
ディーラーはカードをシャッフルし、左隣のプレーヤーが上から1枚引き、表にします。
このカードと同じ数字のカードはこのラウンドでは全てラウンドカードとなります、
ジョーカーもワイルドカードになります。
このゲームでは表になっているカードとジョーカーがワイルドカードとなるのです。
なお、ジョーカーが引かれた場合はジョーカーのみがワイルドカードとなります。
残りの札はカットいたあと今度は各プレーヤーに13枚づつ配り、残りのカードは山札となります。
山札はテーブルの中央においたら、一番上のカードをめくり、山札の横に置き捨て場とします。
そしてワイルドカードを決めたカードを表にして山札の一番下に横向きにして数字がわかるようにします。
■目的
ゲームの目的はランとセットの組み合わせを特定の条件以上作ってだれよりも早くあがることが目的となります。組み合わせの内容は次にはなします。
■セット、ラン
ラン
同じスートの3枚以上連続したカードをランと呼びます
例)ハートの9、8、7
スペードのQ、J、10
Aですが、A、2、3と言うように使えますし、A、K、Qというように使えます。(つまり、1か14)
ただしK、A、2とういような使い方は出来ません。
※ランにはワイルドカードを使用しないストレートランというのがあります。
セット
同じ数字のカードを3枚以上集めます。ただし、全て異なるスートでなければ行けません。
例)ハートの5、スペードの5、ダイヤの5
ダイヤのJ、スペードのJ、クラブのJ、ハートのJ
■ワイルドカードの使い方。
ワイルドカードはジョーカーを含めてどのカードの代わりでもすることができます。
ワイルドカードでランやセットのどのカードでも組み合わせて使うことは可能です。
もちろんワイルドカードを何枚も組み合わせてラン、セットを作ることも出来ます。
ただしランを使う場合、
ワイルドカードを使ったかどうかでストレートランかどうか分かれるので注意が必要です。
■プレイ
ディーラーの右隣から反時計周りに行います。
まず、山札の一番上のカードを引くか、捨て札の一番上のカードを引くか決めます。
次に自分の手札の中からどれか1枚好きな札を表向きにして捨て場に捨てます。
■パッキング(出降り)
各プレイヤーは最初のプレイの時、カードを1枚引く前に、降りることを宣言できます。
これをパッキングと言います。
手札はシャッフルして山札と一緒にして置きます、(ただし切り札表示のカードは一番下にしてください)
そのあとは、自分の番の時にパッキングが出来ますが手札は裏向きにして自分の手前に伏せてください。
パッキング宣言をしたプレイヤーはもしラミー宣言をしたプレイヤーが出たら、以下の得点を払います。
最初のプレイででパッキング…10点
最初のプレイ以降でパッキング…40点
流局になってしまった場合は点数のやりとりはありません。
先に書いてしまいましたが、パッキング、流局は次に書きます。
■ラウンドの終了
手札からカードを捨てたとき、残った手札13枚が
全てラン、セットの組み合わせが成立。
その中にストレートランと、もう一つラン(ストレートランでなくてもいい)が1組づつ以上できあがっている。
この2つの条件が成立をしていたら、ラミーと宣言できます。
ラミー宣言をしたら、ゲームは終了し宣言したプレーヤーの勝利となります。
山札の一番下にあるワイルドカード表示カードを取ったプレーヤーが、
ラミー宣言をしないで終わった場合流局となりラウンド修了となります。
この時は勝者は決めず、次のラウンドを行います。
■得点計算
ラミー宣言時、宣言したプレーヤー以外のプレーヤーは自分の手札を見て計算します。
点数は以下のとうりです。
ワイルドカード…0点
ワイルドカード以外の2〜10…その数字の点数
ワイルドカード以外のJ、Q、K、A…10点
自分の手札の役のセット、ランの状況よって、以下のように得点が変わります。
・ストレートランと一つ以上のランがある場合、ランとセットになっていないカードの合計を数えます。
・ストレートランしかないプレイヤーはストレートラン以外のカードの合計を計算します。
・ストレートランを持たないプレイヤーは手札の全てのカードの合計を計算します。
この点数と、パッキングしたプレイヤーの支払う点数を宣言したプレイヤーに支払います。
■特殊ボーナス
配られた、手札がそのままラミー宣言できる物である場合、ハンド・ラミーとよばれます。
麻雀で言うところの天和あがりみたいなもんです。
ハンドラミーのプレイヤーは最初のプレイの時にカードを引かずにそのままラミー宣言してかまいません。
この場合はほかのプレイヤーから2倍の点数をもらいます。
また、その逆で1度もプレイ出来なかったプレイヤーがいたら、支払う点数は半分ですみます。(端数は切り捨てます。)
なので誰かがハンド・ラミーであがり1度もプレイできなかった場合は
そのプレイヤーは普通に点数がやりとりになるのです。
2倍もらわれるのよりはましなのですが、あんまり救済処置になってないと思う…
■以降のラウンド
1ラウンドが終わったら、反時計回りにディーラーを移して、規定数行います。
全員がディーラーをやり終えても続けたい場合は、席ぎめから初めてゲームを続けます。
出降りによって失点が変わってくるので、これをいかに見極めていくかがいいと思います。
基本的にストレートランの出来るめどが立たない場合は降りてしまった方がいいと思いますね。
大人数で遊ぶ時ラミーゲームではオススメだと思います。