ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

打棋子(ダーチーズー)

中国将棋を使うトリックテイク


【打棋子(ダーチーズー)】

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トリックテイクゲームは主にドミノとトランプを紹介してましたが、
それだけではではありません
今回紹介するのは中国で遊ばれている中国将棋を使用したトリックテイク、
【打棋子】を紹介します。

中国にもトリックテイクがあるのは珍しいと思われるかもしれませんが、
実は中国トリックテイクゲームの元祖である【打天九】というものがあって、
中国はトリックテイク発祥の土地でもあるわけです。
【打天九】は紹介しようとも思ってますが。中々筆がが進まなくてねえ…。

今回紹介する【打棋子】ですが、
【打天九】にルールが似てますので
これらのゲームに興味を持ちましたら
遊んでいただくのがいいかと思います

■人数

4人限定で遊びます

■用意するもの

中国将棋32個

あとはチップ。 1人2、30枚づつで良いでしょう
中国将棋はアマゾンで売っているみたいですね。
こちらにあるサイトで中国将棋をカードにした
「打棋子・象棋ごいた」というカードも売ってます


sekaiyugi.thebase.in

こちらの方が持ちやすいので
ウケがいいのかなとも思ったりします。


■中国将棋の内訳とランク

中国将棋は数字ではありません。
文字によって構成されています。

将、(ショウ)各1枚
士、(シ)  各2枚
象、(ゾウ) 各2枚
車、(シャ) 各2枚
馬、(マ)  各2枚
砲、(ホウ) 各2枚
卒、(ヘイ) 各5枚
で構成されています。

左側は黒字で、左側は赤字で各駒はかかれて()の中は駒の読みになってます。

基本的にランクは上の方が強く、下の方が弱い駒になります。

これを横に並べ、兵を除いて
将士象車馬砲
これを「ショウシゾウシャマホウ」と呼びます。

この構成は中国将棋を遊ぶゲームに対しては結構出てくるので覚えた方がいいです。
今後も出て来ますよ。
んなもんで、構成がややこしくて覚えられないよ、
という方は寝る前に10編
「ショウシゾウシャマホウ」
を呟いてこれを1週間続けてください。

やってやれないことはない

■駒の出し方。


ダーチーズーでは、様々なコンビネーションノのリードの仕方があり、
その出し方をフォローしていきます。
リードの仕方は以下のとおりになります

・シングル
1枚だけ出します。

出したときのランクは
>将>>士>>象>>車>>馬>>砲>>卒


先に書いておきますが同じ読みのものは赤い駒の方が強いです。



・ペア

同じ漢字、色の2枚出しをします。

ランクとしては

仕仕>士士>相相>象象>俥俥>車車>傌傌>馬馬>炮炮>砲砲>兵兵>卒卒



となります、

赤黒に分けるのがメンドクサくなってきました。



・順子(シュンツ)

これは同ランクではなく(将士象)(車馬砲)のセット出しです、簡単なシークエンス出しですね。
どうでもいいですが、順子は「じゅんこ」でうつと、
一発で出てラクです。

師仕相>将士象>俥傌炮>車馬砲

・スリーカード、4枚、5枚

これが出来るのは兵、卒の二つの駒です。

兵兵兵(スリーカード)   卒卒卒卒卒(5枚)

こんな感じです。
最弱な分、数で勝負というわけです。
こちらも赤いの方がランクがつよいです

■プレイ

任意の方法で親を決めます。

ジャンケンでもいいのですが、
麻雀の親ぎめの様にサイコロで決めても良いと思います。

親は駒を各プレーヤーに8枚づつ配ります。
麻雀の様に積んで、取っていくのも良いかもしれません。
親は任意のコンビネーションでリードを行います。

各プレーヤーは反時計回りに(アジアのゲームですので)
リードと同じコンビネーションで
強いものが有れば駒を表にして出してフォローします。
もし、同じコンビネーションがないコンビネーションがあっても弱いのしかない、
または強いのが出せるが出したくはない場合、
リードの出してる駒の枚数と同じ枚数の駒を
ディスカードとして裏向きに置きます。
全員駒を出し終えたら一番ランクの高い駒を出したプレーヤーが
出した駒を表向きにして自分の前に置きます。
その他のプレーヤーは裏向きにして真ん中に集めておくか、
脇に置いておきましょう。

■トリックの終了、勝敗、

このゲームは以前書いた【スパー】と勝利条件が同じで最後のトリック、
つまり8トリック目を勝ったプレーヤーが勝者となります。
しかし、ただ単に8トリック目を取ればいいかというとそうではありません。
このゲームは最後のトリックまでに
最低1トリックはかっておかないと
最後のトリックには参加することは出来ないのです。
つまり、どこかで1回勝って、なおかつ最後に勝てるように手を調整していくことが肝心になってきます。
因みに、途中で勝っておらず最後のトリックがペアや複数枚出しで勝てる場合は、途中のトリックも勝って最後も勝ったと見なされるので、最後の複数枚出しのみで勝てることが出来ます。
よかったですね。

■得点のやりとり

他のプレーヤーは勝者にチップを渡します。渡すチップは

基準点4ー表に置かれてる駒の枚数=支払うチップの数

トリックに1回も勝てなかった場合は
1点罰則加算で5枚支払います。

支払いがマイナスになった場合、
支払いのマイナス分なので相手にチップを渡します
勝者がチップをその分渡します。

■以降のラウンド

勝者が今度は新しく親となります。
それからは得点計算の時、親のやりとりは全て2倍となります。
もし、親が連続した場合、
親の点数のやりとりは3倍4倍となっていきます。
誰かが破産をしてしまったら、
ゲームを終了して得点計算を行うとよいでしょう。

このルールを知っておけば、
天九牌を使用した世界最古のトリックテイクと言われている【打天九】にルールが非常に似ているので、
【打天九】を遊ぶためのステップアップになるかと思います。
時間が短く遊ぶことができる手軽なギャンブルゲームでありますので、是非とも遊んでいただければと思います。
中国将棋の使ったものでこれから掲載する予定の ゲーム
【暗棋、明棋】もちゃんとした中国将棋の遊び方ではないので、
ちゃんとした遊び方のリンクを貼っときましょうか。

中国象棋の遊び方