ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

花と蠍

キャラバン隊、ドミノ砂漠を行く
【花と蠍】

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久しぶりにドミノの紹介です。
原題ではflower&scorpionと呼ばれていますが、
そのまま読みの「フラワー&スコーピオン」よりは
日本語にした【花と蠍】が好きなのでこう呼ぶようにします。
普通ここのゲーム紹介では、ゲームの用語を使わずに説明をモットーとしていますが、
このゲームに関しては用語の1つ1つが非常に洒落ているので、
雰囲気を楽しんでもらうため、ゲーム中の用語を使って説明したいと思います。


◼️人数

2人〜4人で遊べます。

◼️用意するもの

ドミノ(W6)、
4面体サイコロ4つ(2つを赤色、2つを緑色とすると良い)
このゲームでは
赤色のサイコロを「蠍賽」
緑色のサイコロを「花賽」
と呼びます。
得点計算用のチップ。

◼️ディール

各プレイヤーは以下の人数に応じて手配を持ちます。

2人…6枚
3人…6枚
4人…5枚

残りの牌は山牌このゲームでは「オアシス」と呼ばれます。
「オアシス」はテーブルの脇に置かれます。

親を任意の方法で決めます
このゲームでは親は「キャラバン隊長」と呼ばれます。
「キャラバン隊長」は「花賽」「蠍賽」の4つのサイコロを振り、出た目と同じドミノ牌がそれぞれ「花賽」は「花牌」
「蠍賽」は蠍牌」に該当します。

例えばサイコロを振って
花賽が5と1
蠍賽が3と2だった場合、
花牌は5-1のドミノ牌
蠍牌は3-2のドミノ牌となります。

勿論花賽、蠍牌両方とも同じだった場合、両方を兼ねるわけです(そうなったら凄いですが)

◼️ディール
「キャラバン隊長」から時計回りに牌を出していきます。
出した牌と同じ目があったら出してつなげていきます。
ダブル牌は縦に出していきますが分岐はしません。
このゲームでは2方向のみに伸びて繋げられるところは両端の2箇所のみになります。

場に出せなかったら「オアシス」から1枚引きます。
このゲームでは必ず牌が出せたら出してください。

こうして誰か一人が出し終えるか、
全員がパスが続いた時にラウンドは終了します。

◼️得失点

ゲーム中得失点の入るのは3つのパターンがあります

①ダブルによる得点

最初にダブル牌を出したら2点入ります

牌を繋げて両端が同じ場合も得点が入ります。
両方ともシングルの場合は2点となり「デュエル」と呼びます。
片方がダブルの場合は3点となり「フルーラル」と呼びます。

②花賽による得点

花牌を出した場合は「スモールフラワー」となり1点入ります

場に繋げた牌の両端が花賽と同じ目になった場合は「ラージフラワー」となります。
両端ともシングル牌なら2点
方端がダブル牌の場合は3点
両端がダブル牌の場合は4点
となります。

③蠍賽による失点

蠍賽の目は逆に失点になります。
「蠍牌」を出した場合は「スモールスコーピオン」となり−1点入ります

場に繋げた牌の両端が花賽と同じ目になった場合は「ラージスコーピオン」となります。
両端ともシングル牌なら−2点
方端がダブル牌の場合は−3点
両端がダブル牌の場合は−4点
となります。
なるべく成立させたくないですね。
ちなみに持ち点が0点の時に失点になってもマイナスになりません。
そのまま0点になります。

◼️終了時の得点

ラウンド終了時、次の条件に当てはまるプレイヤーがいたら
そのプレイヤーが2点を獲得します
条件は上から順に優先します。

手の牌を全部出した
手に花牌を持っている
手に蠍牌を持っている
最も小さい目のダブル牌を持っている

誰も当てはまらない場合は得点は入りません。

以降のラウンドを繰り返し誰かが20点達成したら
ゲーム途中でも終了となります。


サイコロの出目や引き運の強い
運の要素の大きいゲームだと思います。
それよりもこのゲームの用語
「花賽」 「蠍賽」 「キャラバン隊長」
ゲームの用語が一つ一つ凝っていておしゃれなんですね。
なのでゲーマー向けの戦略じっくりというよりは
バーやカフェなどで気軽に広げて何か飲みながら楽しむのがいいかもしれません、

ちなみに検索で「花と蠍 ドミノ」で検索した方がいいと思います。
名前だけだと凄いことになりますんで〜。