ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ムス

スペインのチーム戦ポーカー
【ムス】

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京都のゲーム会に参加したことがあった時に
早く帰ろうと思った時
自転車人さんに(半ば強引に)進められて
あそんで見たゲームです



引き止められた時は(関西人の強引さに負けた)
と内心悔やんでいたのですが、
 面白いゲームだったので謝っておきます。

すいません、強引に進めていただきありがとうございます。

正直聞いたときはトリックテイクなのか?
とおもいましたが、待ったく大違いテキサスホールデムのようなゲームで
しかもペア戦というだいぶ変わったゲームで楽しかったです。
人に引き止まられてはみるものですね。

テキサスホールデム好きに人にもなかなか話に出てこないので
知ってもらうのも良いかもしれないと思い、今回は【ムス】を紹介しましょう
元になった用語は紛らわしいので、ここではわざとポーカー用語に直して
説明することにしました。あしからず

ここでは2をA
3をKと見なしてあそぶのですが。
混同しやすいので、同じ裏面のトランプを用意して、
A、Kを8枚にして遊ぶのが良いと思います


■人数

4人限定、向かい合った2人がパートナーとなってチーム戦を行います

■用意するもの

各スートの10~8、2、3の20枚を取り除き、
各スートのA、K8枚を加えた合計40枚を用意します
ビット用、得点用ののマーカーがあると良いでしょう。

■ランク

K、が一番強くQ、J、7、6、5、4、Aが最弱になります

■目的

各チームは40点を先に取ることを目指します。

■ゲームの大きな流れ

配られたカードで交換する(ムス)かベットをするか
決めます。
ベットをすると決めたら、次の四つの要素
ハイ
ロー
ペア
ゲーム
をポーカーのようにベットを行いながら
得点を得て最終的にショーダウンして手札を公開し
最終的な得点を得ていきます。

■ディール

ディーラーを任意で決めます
シャッフルした後、右隣から4枚づつ反時計回りに配ります。

■ムス

ディーラーの右隣からムス、
つまり交換を行うかどうか宣言できます

ムスを全員が行うと宣言した場合、
全員が好きな枚数を捨てて、配り残りのカードからカードを同じ枚数補充します
このとき4枚全部交換してもかまわないです

 交換が終わったら再びムスをするかどうか聞きます。
全員がムスを行いたいという限りはムスは続きます、

もし、一人でもムスを行わないと宣言するとベットに入ります。

■4つの得点の要素

得点の要素4つを細かく説明します。

・ハイ
一番高いランクのカードを持っているプレーヤーが勝ちます。
最も強いカードが同じの場合、
次に強いカードを比べ、手札の強いものから順に比べ勝敗を付けます。

・ロー
ハイの逆で最も弱いカードを持つプレーヤーが勝ちます。

・ペア
2枚以上の同じペアを比べます。
これには3つの役があります。


ペア・・・・・2枚が同じランク残り2枚が異なるランク
スリーカード・・・・3枚が同じ
ツーペア・・・・ペアが2組ある。

強さは

ツーペア>スリーカード>ツーペア

となり、同じ役の場合は役のランク同士で比べます。

・ゲーム

各カードにゲームの評価点があります。

K、Q、J(絵札)・・・・10点
A・・・・・1点
数字札・・・・・数字どうり

各自自分の手札から評価点を合計します
合計した評価点の点数により強さが決まります
評価点に強さがこうなります。
31>32>40>37>36>35>34>33

30以下の場合はゲームの手としては成り立ちません。
ただし、全員が30点以下の場合は
純粋に評価点の大きいプレーヤーで勝負を決めます


ゲームで全て同じ強さの手札になっていた場合は
ディーラー右どなりが一番強くなり、反時計周りで弱くなります。

■ベット

ムス終えた後。
このゲームではこの四つの要素をかけてベットを行います。
ベットはハイ、ロー、ペア、ゲームで行います。

ハイ、ローはどちらも流れは同じです。
まず、ディーラーの右隣から
「フォールド」か「ベット」を行います。
全員「フォールド」の場合は、ビットは流れて誰にも点は入りません。

「ベット」はビットに勝った時いくらぐらいの点数をチームに入れるか決めます
最低は2点から行います。それ以上宣言しても良いです。

「ベット」に対して相手のチームは「フォールド」「コール」「レイズ」を宣言できます。
「フォールド」はベットを降りて相手に得点を与えます。
最初のベットの後に行った後「フォールド」を宣言すると
ベットしたチームはベットがどれだけあっても1点になります。
あとで記載する「レイズ」を行われたあと「フォールド」した場合は
レイズした得点がそのチームに入ります。
「コール」は相手のビットの点数を受け入れ勝負をします。
「レイズ」は相手の「ベット」した点数よりも点数を増やして勝負します。
最低2点あげる必要があります。
 上げた点を混同を防ぐために「●●点」と具体的に点数を言った方が良いかもしれません。
どちらかがコール、フォールドするまでビットは行います。

ペアの場合は、まず最初にペア役があるかどうか宣言します。
両方のチームの最低1人がペアを持っていたら、ハイ、ローと同じようにビットを行います。片方が持っていた場合、全員が待っていない場合はビットは流れます。

ゲームはまず全員が評価点を31点以上あるかどうか宣言します。
両方のチームの最低1人が31点以上持っていたら、
ハイ、ローと同じようにビットを行います。
片方が持っていた場合、全員が待っていない場合はビットは流れます。

それと、ビットの時は「オールイン」宣言も出来ます。
「オールイン」に対して、相手チームは「フォールド」「コール」宣言が出来ます・
「フォールド」も場合は通常のフォールドの処理を行います。
「コール」の場合は直ちにショーダウンを行い勝ったチームが1ゲーム取ります。

ここら辺はテキサスホールデムを知っていれば、わかりやすいかと思います。


■ショーダウン

4つのビット終了か、オールインをコールした場合ショーダウンとなります。
ショーダウンに対して以下の得点を付けます。

ハイ、ローは最後にビット、レイズした得点を勝ったチームに入れます。
ペアもビットの点を入れ、勝ったチームの各プレーヤーの手役が
ペア:1点
スリーカード:2点
ツーペア:3点

の点数を入れます。

ビットが流れても、片方のチームのみ手役があった場合は、
そのチームのみに点数が入ります。

ゲームも

31点以上・・・・・・・・2点
それ以外・・・・・・・・・1点

となり、以降はペアの得点の決め方と同じになります。


以降を繰り返しますが。
ビットの途中でもどちらかが40点達した時点でそのチームは1ゲーム取ります。

基本は3ゲームをどちらかが取った時点でそのチームの勝利となります。

ポーカーのように心理戦が必要ですが、
細かいルールがありますがポーカーハンドを覚えなくても遊べます
ペア戦というのがなんとも面白いです
要するにペアとの阿吽の呼吸が大事になって切る感じですね。
自分が弱くても相手が強いことがわかればそれを利用して強気にベット
することができてそれにより形成逆転することができることがあるわけです
ただ、下手にブラフやると相手の足を引っ張るのでペアの顔色をちゃんと見て
ベットしたほうがいいかもしれません。

変則的なランクが覚えづらいのでボードがほしくなるかもしれません。
しばらくしたらツールを作ってみようと思うので少々お待ち下さい。


こちらにムスのルールを把握するために使用した
アプリも乗っけたので参考にして見てください


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