ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

オウシー・グロワ

【オウシー・グロワ】

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ポーランド系アメリカ人がよく遊んでいると言われています。
ドイツの【シャーコッフ】の系統で、Qがどこにあるかを推測するのですが
そのほかにも自分が取ったポイントをどれくらい取れるか推測する要素があり
他ではそうそう見ない形となっています。
以前3人で1回遊んだことがありますがなかなかに盛り上がりました。



■人数

3人限定。
4人でも可能ですが、ディーラーはプレイに参加しません。

■用意するもの

各スートの2~8を除いた24枚

各プレーヤーにビット用のマーカー4枚と
パートナーマーカー2枚
(チップで代用できます)
得点用のチップ


■ランク

強いものから順に

AKQJ109

となります。

■得点

各カードには以下の得点があります

A…11点
K…5点
Q…3点
J…2点
10…10点
9…9点
各スートが40点で総合計が160点になります。

■ディール

任意の方法でディーラーを決めて、
次回以降はディーラーは時計回りを移ります。

ディーラーは各プレーヤーに8枚づつ配ります。

■プレイとビット

ディールが終わると、ディーラーの左隣からリードを行います。
以降はマストフォローの切り札なしのトリックテイクを行います。

ただし、最初の1トリック目で各プレーヤはプレイと同時にビットを行うことが出来ます。

ビットを行う方法ですが各自においてあるビット用マーカー1枚~4枚を出します。
出した枚数によって以下の点数のビットになります。

1枚…0~40点を取る
2枚…41~80点を取る
3枚…81点~120点を取る
4枚…121点~160点

ビットとプレイは自分より順番の前のプレーヤーが行ってから行います。
前のプレーヤーとビットがかぶってもかまいません。

以降はトリックを続けていきます

■バッキ、パートナー

♣Qと♠Qをバッキ(おばあちゃん)と呼びます。
バッキのカードを持っているプレーヤーはバッキのカードを持っていることを喋ってはいけません。
マストフォローのルールに従って他のカードを出すときしか出来ないときにしかプレイできません。
つまりほかにリードするカードがバッキ以外あるときはバッキは出すことが出来ないのです。
バッキをプレイしたら、パートナーのマーカーを自分の前に置きます。

バッキのカードを持っているプレーヤーが2人いたらその二人がパートナーとなり、残りの一人がソロになります。
もしバッキのカードを1人で2枚もっていたらそのプレーヤーはソロになり、
それ以外のプレーヤーがパートナーとなります。

■得点

各プレーヤー得点ビットについて、
獲得した点数の範疇がビットの範囲にあれば1ポイント獲得します。

その後ソロのプレーヤーの得点を確認し、54点以上の場合はソロが1点
54点未満無ければパートナー2人が1点づつ獲得します。

以降を繰り返し、9ポイント獲得したプレーヤーいたらゲーム終了して
得点の多いプレーヤーが勝利します。

オーヘル系同様バッキが恵まれなくてもミゼールビット(ここだと1枚ビット)
をすればカバーできるんですよね。
ビット方式も珍しくて1トリック目の途中で行うという
中々ないルールです多分、【ミニミゼール】のロット宣言がこれに当てはまるんです。
3人で変わったゲームを遊びたい時はオススメだと思ってます。