ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ノルウェージャンホイスト

裏のカードはなんじゃろな〜。
ノルウェージャンホイスト】

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今回は2人で遊べるトリックテイクとして
【66】に引き続き【ノルウェージャンホイスト】を紹介します。



 前置き的にこんな話から始めますが、
トランプ以外のデザイナーが創作したトリックテイクには色々調べてみると
大本にトランプのゲームがのルールが派生しているのが割と存在しています。

でも、中には大本のネタがないんじゃないの?と思うゲームもあり、
【泥棒と乞食】もその一つだったりしました。
 

http://boardgame.tumblr.com/post/77650031120
boardgame.tumblr.com


泥棒と乞食は2人用のトリックテイクで
今現在ではかなりレア価格になってます
でもこれトランプ…グエッ


http://yoshizawa-n.sakura.ne.jp/public/Beggars_Thieves.pdf

話は直しますと
さっき「しました。」と書いたの気づきました?
泥棒と乞食のシステムは本当に独特だったので
これはさすがにトランプにはないやろなーと今まで思っていたのです。
そう思っていたら、
ツイッターでこの泥棒と乞食に非常に似ている
ノルウェージャンホイスト】が紹介されてるのをみてアッとなりました
わかんないものだ…。


abrahamcow.hatenablog.com

去年のアドベントカレンダーの記事でも
ちょこっとだけ
このゲームを紹介しましたが、
改めてルールも詳しく紹介します。

■人数

2人

■用意するデッキ

ジョーカーを抜いた52枚

■ランク

A、K、Q、J、10、9…2

■ディール

まずどちらかが任意の方法でディーラーを決めます
ディーラーはノンディーラー、ディーラーで1枚づつ配っていきますが、
まず最初にお互いの前に2×4の正方形になるようにカードを伏せて置いておきます。
続けて、裏向きになったカードの上に表にして置きます。

残りのカードをお互いに手札として配ります
この手札はお互い10枚づつになります。

つまり自分の札は自分の手前に表になっている札と
その下の伏せている札の16枚、
そして手札10枚の合計26枚で
お互いに持ち合わせるので52枚全てとなるのです。
一番上の写真みたいになればOKです。

■ビッド
このゲームでは、少なくトリックをとるロー宣言と、
なるべく高くとるハイ宣言のどちらかを宣言することでゲームが決まります。
まずノンディーラーがハイかローを宣言します。
ハイを宣言したらディーラーは宣言せずそのままハイゲームになります
ローを宣言したら、次はディーラーに宣言が移りハイかローかをディーラーが宣言できます
もしディーラーがハイを選ぶとハイゲームになります。
ディーラーがロー宣言をした場合
両者がローを宣言したとなりローゲームになります。

プレイ
ローゲームの場合、ノンディーラーがプレイを、
ハイゲームの場合はハイ宣言したプレーヤーがリードを始めます
この時自分の手前にある場のカードからも出すことができます。
ゲームはマストフォローで切り札はありません。

このゲームでは手札にあるカードにリードしたスートがなくても、
場にある表になっているカードにある場合はそれを出さなければいけません、
場になくても手札にある場合も手札の方必ず出さなければいけないです。

場のカードを表にしたら、下の裏のカードを表にします。
これも今後手札として使用できます。

またこのゲームでは4枚出して1トリック換算となります。
どういうこと??

このゲームではまずリードするプレーヤーが最初1枚出したら、
次にフォローするプレーヤーが1枚出します。
今度はリードのプレーヤーがまた1枚出したら
フォローのプレーヤーが1枚出します。

これでこの4枚を比べて一番強いカードを出したプレーヤーがトリックをとるのです。

この1トリックに2枚出すルールのより、
1枚目で買っても2枚目で勝ちざるを得なくなったり、
2枚目で余計なものを出してしまったりすることがあります。

トリックを取ったプレーヤーが次のリードを行い
13トリックを行います。

得点

お互いのトリックを計算して
ロー宣言の場合はトリックの少ないプレーヤー
ハイ宣言の場合はトリックの多いプレーヤー

が勝利し勝利したプレーヤーにのみ得点が入ります。

ロー宣言の場合は
7ー(獲得したトリック数)
が得点になります。

ハイ宣言の場合は宣言者がかった場合と宣言しない方が勝った場合で
得点が違います。

宣言者が勝った場合

(獲得したトリック数)−6
が得点になります

宣言者でない場合は
((獲得したトリック数)ー6)×2
となります。

これ以降ディラーを交互に行い13点先取で競います。

尚泥棒と乞食とノルウェージャンホイストでは以下の違いがあります。

泥棒と乞食 ノルウェージャンホイスト
1トリック 1枚 2枚
切り札 あり 無し
得点 カードの点数 トリック数

あるところでは単純になっているところでは
もう片方の複雑になっているところがあり、
泥棒と乞食も非常にいいアレンジがされているゲームであることがわかります。
どちらのゲームも引けを取らず面白いので是非遊んでくださいな。
こちらにも【ノルウェージャンホイスト】を解説してますので参考に

gokurakism.com