中国から生まれた切れ味鋭いポーカー
【十三張】
中国は色々なトランプゲームが遊ばれているトランプ大国である。
中国で作られ遊ばれているゲームは大三、保皇、鋤大D、?蛋、打百分
わざと漢字書きをさせて貰うが、トリテ系や大貧民系の多岐にわたるゲームを生み出している。
今回紹介する中国人とアジアの中国系の人々の間で遊ばれている【十三張】は
今まで紹介したトリテ系、大貧民系ではない。
なんとポーカー系のゲームで、アメリカでも遊ばれ、「チャイニーズポーカー」と呼ばれている。
今回は基本のルールも面白いが、
現在中国で流行しているバリアントルールが非常に鋭く、ゲーマー向けの使用になっている。
最初に基本、そしてバリアントルールを紹介しようと思う。
今回のゲームはゲームは4人用限定で話をする。
トランプはジョーカーを抜いた52枚を使用。
ギャンブルゲームではあるので、チップも必要になる。
このゲームではポーカー役を覚えているのが重要になってくる。
ポーカー役の内容はこちらを参考してもらいたい。
■ディール、プレイ
ディーラーはシャッフルし各プレーヤーに13まいづつ配る。
プレーヤーは配られたカードを以下のグループにわける。
頭…3枚
体(二道)…5枚
尻尾…5枚
これらの3種類でポーカー役が出来るように裏向きに分ける。
この時頭の役は3枚でも成立する役、すなわちハイカード、ワンペア、スリーカードのみ成立する。
フラッシュ、ストレートは出来ない。
また役の作り方にも注意点がある。
それぞれのグループの役の強さは必ず
頭<体<尻尾
となるように並べていくことが重要になる。
■得点
全員並べたら表に一斉に公開して点数をやりとりする。
A、B、C、Dといたら、AとB、AとC、AとD、BとC、BとD、CとDで点数でやりとりをしていく。この点数の点数のやりとりは【長天】に似ている。、
プレーヤー同士で頭、体、尻尾の強さを見て、それぞれ強い役が出来た方が相手より1点をもらう。なので全箇所で勝つと3点相手から払う。
引き分けの場合はやりとりはない。
また、このゲームは出来役がある。
■出来役
次の役が出来たとき、1点ではなく、以下の点数を取ることが出来る。
1、頭のスリーカード:3点
2、体のフルハウス:2点
3、フォーカード:4点
4、ストレートフラッシュ:5点
また、配られた13枚で次の組み合わせが出来たとき、
全員のカードの公開前に宣言を行えば、特別の点数を取ることが出来る。
1、ペアが6個ある(シックスペア):3点
2、体としっぽがストレートで、頭も3枚の続き札となっている(スリーストレート):3点
3、体としっぽがフラッシュで頭も同じスート3枚(スリーフラッシュ):3点
4、AからKまでの続き札(コンプリートストレート)13点これらは番号が大きい順に強う役となります。
2人以上これらの役があったとき、通常の役に比べて強い方が自分の役の得点を得る。
ただし、負けた方も役をもってないプレーヤーから自分の役の点数を得ることができる。
そしてこれらのハンドを持ってないプレーヤー同士で点数のやりとりを行う。
通常の得点計算を行うときに、次にどれかの支払いを行うオプションルールがある。
あくまでオプションなので、着けるかどうかは遊ぶ前に相談しもらいたい。
1、頭・体・しっぽのうち、二つ以上に勝ったら1点
2、頭・体・しっぽに全部勝った側に1点
3、得点計算で、多く点数を得た側に1点
以下を何回か繰り返して遊んでいく。
ここまでは基本のルールとなる。
そして2012年ごろに「オープンフェース」という刺激的なバリアントルールが世界的に流行した。
これが非常の面白い内容だったのでこれを説明する。
■オープンフェース
ディーラーは初めに各プレーヤーに5枚ずつ配り、残りは山札にする。
プレーヤーは5枚を頭、体、尻尾に分けて一斉に表にする。
この時は一箇所が0枚でもかまわない。
ディーラー左左隣から時計回りに山札から1枚取って表向きにして頭、体、尻尾のどれかに加える。
山札がなくなったら通常と同じように計算する、
ただし
頭<体<尻尾
の順に役の強さを作らないと、全部の箇所で最弱の役となり、正しく作ったプレーヤーには全部負けてしまう。
オープンフェースのルールはクニツィアの傑作2人ゲーム【バトルライン】を彷彿とさせる。
カードをめくったときに望まないカードが来ることがありこの場合をどうしたらいいか悩んでしまう様に作られていて
そこのジレンマがうまくなりたっているのである。
【バトルライン】と同じように頭がすり切れてしまうぐらい悩ましく、鋭い出来にのゲームである。
【バトルライン】が好きな方、自信のある方はは是非とも遊んでいただくことをお勧めする。
なお、オープンフェースにはさらに細かいルールがあることが解ってきた。
こちらを参考にして貰いたい。