この記事はのTrick-taking games Advent Calendar 2016の16日のエントリーとなっています。
いきなりの話ですが、最近トランプ嫌いの人がふえているそうです。
世の中にはまあ1人ぐらいならそんな変な人がいるだろうと思っていたのですが
Twitterをみている限り、1人だけではないみたいです。
それどころか日本に限った話ではありません。
外国、特にアメリカでトランプが嫌いな人が大勢いる、
しかもトランプが嫌いすぎてデモまで起きているそうです。
十六世紀ポルトガルから伝来し来たトランプですが、
今までに無かった事態になってしまいました。
トランプはあくまでトランプだから嫌いになろうとどうしょうもないと思います。
きっとこの長い歴史の何かしらのトランプに対しての不満が積み重なって起こったことなのであろうと思います。
でも一つ、困ったことがあります。
以前、「トリックテイクについてオススメの5つのゲーム」を書いたことがあるのですが、
そこに紹介したゲームは全部トランプなのです。
トランプを嫌いになるのは百歩譲ってもうどうしょうも無いこととします。
ただしこの記事を見て、
トリテのゲームはトランプしかないから嫌いになったと言う人が出てきてしまう恐れがあります。
それは一大事で、マジでトリテ好きの髭の旦那に怒られてしまうからです。
この事態を対処するために、「トリックテイクについてオススメの5つのゲーム」をトランプではないゲーム、
通称ATT(Anti Trump Trck-taking games)Ver. で紹介していこうと思います。
トリテ好きの方々が初心者にお勧めする時に必ず挙げられる5作で、どれも自信を持って進められる良作となっております。
なお「5本のきゅうり」と「ヤギ戦争」はスートが無いのでここでは外させてもらいました。
こんなことしなきゃあもうちょっとラクだったんだけどな…。
フォッペン
フリードマン・フリーゼが初期のころ作ったトリックテイク。
目的がトリックに勝つことではなく手札を早くなくことになっています。
手札をなるべく早くなくすルールは日本人になじみが深いので、
遊んで誰かも受けられる良質なゲームになっているのではないでしょうか。
トリテ初心者にはゼヒとも遊んでもらいたい作品です。
オリジナルはレア価格がついてしまいましたが、雑誌の付録で再販されています。
シュテッヒルン
このゲームはメイフォローとなっていますので初心者がよく起こすリボークのおそれは無いです。
しかしながら、フォローしないカードは切り札となり、トリックをとる可能性が強くなります。
トリックをとることはマイナスカードを押しつけられてしまうリスクがあります。
フォローせず勝ってしまうのはしまうのはリスクの大きい行為なのです。
フォローという道をはずれると、まずもって幸せはやってこないと言う
「トリックテイクの道徳」(たまに外れた方がおいしいときもあるのだが)を教えてくれるゲームです。
ウィザード
http://gioco.sytes.net/wizard_card.htm
トランプゲームの「オーヘル」から派生した
特殊カードの「ウィザード」「ジャスパー」をつけたトリック当てカードゲームの定番。
1枚からの予想できないギャンブルゲーム敵に展開から始まり、
終盤にかけて本格的なトラックテイクゲームに変化していきます。
1ゲームが長いですが、サスペンスドラマみたいな展開が楽しめます。
初心者でも勝てる可能性があるのがこのゲームの魅力でしょう。
日本版はもろトランプなので
トランプ嫌いな方はトランプ臭ゼロのアミーゴ番をオススメします。
ペッパー
知る人ぞ知る作品でしたが、
テンデイズのリメイクでトリテ初心者にも知られるようになりました。
ゲームはブラックレディーと同じくトリックをとらないのが目的ですが、
ここでは6枚のペッパーカードさえ引き取らなければあとは何枚引き取ろうが失点にはならなかまいません。
そして、ペッパーカードは常に手札として出せるので、
最後までなにが起こるか分からないゲーム展開が楽しめます。
ただし、ペッパーのだすタイミングを見誤ると、大量のペッパーカードを引き取る羽目になるので、
精密なカウンティングがいるかわいらしい見た目と反して恐ろしく鋭いソリッドなゲームなのです。
大人数出遊べるのも良い点
スキャン
タカラトミーから発売されたカードゲーム。
一見トランプ(!)しかしカードは後ろにスートが書いてあり、
何のスートを持っているか一目瞭然になっています。
初心者にはリボークの失敗をおそれることはありません。
ただしゲーム的に優しいかと言うとそうでもありません。
お互いのカードをにらみあって、
何をだしたら相手が失点を取るか、自分が何を出したら有利になるかを常に考えていくことになる鋭いゲームでもあります。
遊んではないが、4人になるとチーム戦ができるらしい。面白そうだと思ってます。
このゲームは現在絶版で、
入手が非常に難しいです。
ただし、トランプ屋で売られている「マストフォロー」練習トランプを使えば…ギャァ
以上でトリテ5点となります。
どれもトランプでは味わえない魅力のあるゲームとなっております。
現在入手が難しいゲームもありますが、
もしどこかのゲーム会で見かけたら是非遊んでみてください、
なおこちらのゲーム会では全て遊ぶことができます。
以上、ゲーム会の宣伝を終えたところでATTシリーズは明日に続きます。