ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ノックアウト

犬から這い上がれ!!
【ノックアウト】

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久しぶりにルールの紹介をしていきましょう。



この【ノックアウト】は1980年代でパブや学生の間で遊ばれたトリックテイクゲームで、
ノックアウト・ホイストとも呼ばれて、軽めに遊べるギャンブルゲームになっています。
初心者にオススメのトリテシリーズには入れませんでしたが、
展開が早くルールも単純ですのでこのゲームもトリテ初めての人でも楽しめます。
基本的には【ルー】同様に全部のトリックに負けなければ良いゲームです。

■人数
3~7人で遊べますが、
大人数の方が盛り上がっておすすめです。

■用意するもの

普通のトランプ52枚を用意します。
ラウンドが早いので、2組用意するとシャッフルなどの手間が省けて良いでしょう。
ギャンブルゲームですので、チップを1人20枚分用意します。


■プレイ

最初各プレイヤーは参加料(アンティ)ポッドに1チップずつ支払います
最初のディールは7枚づつ配ります。
配ったら山札から1枚を表向きにします。
これが切り札となります。
 その後はディーラーの左隣から、マストフォロー切り札ありのトリックテイクを行います。
そしてトリックを全て終わった時
1トリックも取れなかったプレイヤーがいたとします。
そのプレイヤーは「ノックアウト」となり、ゲームから脱落します。

次は残った人同士で行い、
残ったプレイヤーは1チップをポッドに払います。
今度は6枚で配り、同じようにトリックを行います。
以降これを繰り返していきます
ディールが続くたびに手札が5枚、4枚、3枚と減っていくいくのです。
最後の1人になったらそのプレイヤーがチップを総取りします。

単純な生き残りゲームですが、このゲームのには面白いオプションが存在します。
それが「犬の生活」です。

■犬の生活

1ゲーム中に最初にノックアウトしたプレイヤー(複数人いたら全員該当する。)はすぐに脱落しません。
その代わりそのプレイヤーは「犬」と呼ばれ、次のディールではカード1枚だけ配られて参加をします。
「犬」はディール内ならいつのタイミングで出しても構いません。
出したくないトリックがあったらパスができる。マストフォローの定義から外れるのです。
もし、トリックに勝てた場合無事に復帰となり、次回以降のディールは普通に参加出来ます

犬の生活のカードが一枚のみの不利な状況をどう切り抜けるかが醍醐味になっています。
切り札の時は断然有利ですが、そうでなくてもタイミングによって勝てるチャンスは十分あり得ます。
この1枚をどのタイミングで使うかが大きな肝なのです。

このゲームの「犬の生活」の名前があるせいか、
犬になったプレーヤーは
「めぐんでくだせぇ、ワン。」
「ほら、やるよ」
嫌な侍従関係ごっこを楽しんでる人が多いんですよね。
しかしながら 手札が制限されるトリックテイクのルールの中では
犬の生活のルールは出さなかったらパスできるというのもあって結構自由度が高い物になってます。
結構犬の生活は気楽なものかもしれません。