自分のトリックにする?しない?押しつけ合戦
【タントニー】
今回紹介する【タントニー】は、このブログでもおなじみになったDavid Parlett創作のトリックテイキングゲームです。
実施に遊んだのは国分寺で遊んだ1回のみなのですが、
切れ味するどい超変則トリテで面白かったで変わったトリテが好きだと言う方にはおすすめしたいと思います。
このゲームもいろいろバリエーションがあるのですが、
ゴチャゴチャ色々と書くとわかりづらくなりそうなので、
よけいなオプションは書かないで基本のルールだけ説明します。
■人数
4人、3人でも遊べるらしいですが、
今回は4人を説明します。
向かい合ったプレイヤーがチームとなり、2対2のチーム戦で行います
■用意するもの
52枚のジョーカーを除いたトランプ1組と得点計算用のスコアシートを用意します。
■ランク、得点
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
得点は以下のとおり
2〜10…そのままの点数
J…15点
Q…20点
K…25点
A…30点
■ディール
各プレーヤーはお互いにカットして一番弱いカードを引いたプレーヤーがディーラーとなります。同じランクならそのプレーヤー同士でやり直します。
ディーラーは各プレーヤーに13枚づつカードを配ります。
■プレイ
ディーラーの左隣から時計回りに切り札なし、マストフォローのトリックテイクを行います。
トリックに勝ったプレイヤーは表向きにカードを重ねます。
この時リードされたマーク、つまりフォローされたカードで一番得点の低いカードを
一番表向きに重ねます。
この一番上の表向きのカードの点数がこのトリックの点数になります。
この時フォローされたカードの内一番点数の低いカードが得点になることを注意してください。
リードのカードしかフォローがなされていない場合、リードのカードが得点となります。
で、
このトリックですが、取ったプレーヤーが持ってもかまわないのですが
相手に押しつけてもかまわないです。
トリックを持ったプレーヤーは自分の手前にもらったトリックのカードを手前においておきます。
一番上のカード以外は見ることは出来ません。
先ほどとってもあげてもかまわない、と言いましたが、各プレーヤーは3トリックしか持つことが出来ません。
つまり、相手が3トリック持っていたらそこにトリックをあげることは出来ないし、
自分が3トリック持ってしまったら相手にトリックをあげなければいけないのです。
プレーヤーはトリックを渡すか相手に渡すかしたら、リードを行って以下を繰り返します。
■ラストトリックの処理
最後のトリックを行ったら、各プレーヤーは自分の前にプレイしたカードを置きます。
このトリックに勝ったプレーヤーは、
自分の出したカードとこのトリックでフォローされたカードで一番得点の低いすなわち得点になるカードと交換します。
リードされたスートのカードを誰も出さなかったら交換はないです(リードされた人が勝つからですね)
■得点計算
一番上のカードと最後のトリックの得点を各チームを計算します。
■以降のラウンド
各プレーヤは自分の前にあるトリックと、最後の1枚をまとめて次のラウンドの手札とします。
前回のラウンドで最初にリードした左隣が次のラウンドのリードを行います。
■ゲームの終了
4ラウンドを行って得点の高いチームが勝ちます。
ただし、ラウンド終了時、どちらかのチーム片方が以下の条件を達成した場合、
即終了となり勝ったチームは2倍勝ちとなるそうです。
1ラウンド終了時、60点先取
2ラウンド終了後、120点先取
3ラウンド終了後、180点先取
4ラウンド終了後、240点先取
後述になってしまいましたが、
個人戦でしたりとか左どなりのプレーヤーも自分の得点として計算するスプリットパートナーのバリアントもあるそうです。