ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

打天九(前編)

中国発のトリックテイク
【打天九】

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おかげさまでこのブログのゲーム紹介記事が100になりました。
今回は今まで紹介してなかった、自分のゲーム人生の中でもっとも大きく関わっているゲーム
【打天九】の説明を行なっていきたいと思います。
このゲームは8年ぐらい前に初めて遊んでから、
今現在もわざわざ(!)東京に通ってまで遊んでいるゲームです
いきなりなんですが実は私は麻雀をよく知りません。
今でもわかって無いです。
麻雀を遊ぶ時のあるあるで
ある夜通しかけて1つのゲームを遊ぶという行為が非常に魅力的ではありました
麻雀のルールを知らないでここまで来てしまったので
そこらへんの感覚がわからなかったわけです。
それで【打天九】を知った時、直感的ではあるんですが、
なんどもやってしまう中毒性から
「麻雀と同じくらいのポテンシャルを持ってるゲームだ」
「麻雀は知らなくても知らなくても、ほぼこれで麻雀に近い満足感を得られる」
と感じました
これで丸一日中これを遊んでもいいくらいです。
それほどに中毒性が高く一生遊ぶ続けるにはいいゲームなのではないかと思っています



今回は打天九ランク、構成が複雑であり、そこをしっかり解説する必要があります。
そして一番の派手な見所である開牌法の説明。
この二つを説明の重点に置きたいと思い、
ランクの説明
ゲームのルール
そして最後に開牌の方法
3記事に分けて紹介しようと思います

まずは【天九牌】のスートとランクの説明をします。
それには天九牌の構成を説明しなければいけません
天九牌は全部で32枚、
これから文牌、武牌に大きく分けられ、
22枚が文牌、10枚が武牌となります。

⬛︎文牌

文牌は11種類の牌が2枚づつになっています。
2枚づつある牌が文牌だと思っていいです。
ランクの強い牌から説明します

・天(テン)

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文牌では最強の牌です
2枚の牌の目の合計が24になり
これは天の暦法を示す「二十四節気」というものがあり、
これが由来だそうです。
今だと月が年に12あるのでそれでも良いのかな?
と思ってしまったり。

・地(ディ)

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2枚の牌の目の合計が4つなので、
東西南北を示してるそうです

・人(ジン)

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牌の目の合計が16、
これは人が行う16の道徳
仁、義、忠、信、礼、廉、恥、智、是、非、羞、悪、しょく、隠、辞、譲
をあらわしてるそうです

・和(ハー)

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目の模様がガチョウに似てるので、
名付けられています。

どこが?っていわれても困るんですが…。
個人的には月夜を飛んでる鴨の絵に見えます♪

・梅花(メイファ)

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模様が梅の花に似ているところから呼ばれています

・長三(チャンサン)

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長めの三の牌なのでこう呼ばれています
自分の中ではチョーさんとか呼んでいます。

・板凳(バンデン)

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目が中国の腰掛け、ベンチに似ているのでこう呼ばれています。
確かに足っぽい

・斧頭(フートゥー)

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斧の頭ににているところから呼ばれています。
…どこが斧??

・紅頭十(ホントウシー)

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4が頭がで6を足として
頭が赤い人を表してるそうです。
…もう何でも良いじゃん。。。。。

・高脚七(ガオジャオチー)

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六の目を高い脚の人に見立てている牌
…もうなんでも(以下略)

・銅錘六(トンチュイリュウ

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これが実質最弱の牌になります。
目の模様が文鎮に似ているところから呼ばれています。

⬛︎武牌

後は残りの牌10枚が武牌となります。
基本的に目の大きい牌がランクが強いので
把握がしやすいと思います。

・雑九(ザーウー)

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武牌最強の牌
「雑」というのは種類がまちまちという意味だそうです
目の合計が九の牌です

・雑八(ザーハー)

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・雑七(ザーチー)

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・六

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六は1枚しかありません

・雑五(ザーウー)

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・三

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最弱の牌となります。
これも1枚だけとなります。

これが牌の種類とランクになってます。。。。

いや、言いたいことはわかるんですよ言いたいこと。
とにかくバラバラで法則性がまったくないんです。
こればっかりは丸暗記して下さい。
というかそれが一番手っ取り早く覚えることが出来るコツなんです
目の数と見ないで
模様でとしてみるとイメージがつかみやすくなると思います。

さらに突っ込んで説明いきます
最初に書いたとうり打天九はトリックテイクなのですが、
色々なリードの方法があり、
トランプのスート以上に複雑なフォロー形式になってます

・1枚出し

1枚のみ出す方法文牌、武牌どちらでもかまいません
同じ種類のランクの高い牌を出した人が勝ちます

・ペア出し
もあります。
これが出来るのは2枚づつあるペアのリードを出すことが出来ます
(写真参考)
これで勝てるのは同じ種類のペアの強いランクのみです。

文武混合
そして文武混合というリードは同じランクのものは組み合わせで出すことが出来ます。
天と雑九、

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地と雑八、

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人と雑七、

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和と雑五
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を色々な組み合わせによって出すことが出来ます。
同じ組み合わせで高いランクの組み合わせで勝つことが出来ます。

例えば出した牌が「和、和、五」でリードされた場合があります、

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これで勝てるのは文牌2枚、武牌1枚の高いランクの組み合わせを出せば勝てます。
なので
「人、人、七」

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「地、地、八」

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「天、天、九」の組み合わせなら勝てます。

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ランクが高くても組み合わせが違えは勝てません。


この組み合わせは文牌2枚武牌2枚の最大4枚出すことが可能です。


さらに

・至尊

銅錘六は本当なら一番弱い牌なのですが、
リードでペアで出すことによって天のペアよりも強い牌になります、
ただし高脚七のペアには負けることになるので注意。

また武配の六、三もペアとして出すことも出来て、
これはどの牌にもまけない最強の組み合わせです。


ランクと牌のリード方法についてはこれで以上。
今度メインとなるはゲームの流れを説明します。


まとめると

文牌(1枚、ペア)

至尊時の高脚七ペア>リード時の銅錘六ペア(至尊)>天>
地>人>和>梅花>長三>バンデン>斧頭>紅頭十>高脚七>銅錘六


武牌(1枚、ペア)
六、三のペア>雑九>雑八>雑七>六>雑五>三

文武混合
天+雑九>地と雑八>人と雑七>和と雑五

と、なります
2種と少ないスートですが、このスートの組み合わせにより、
トランプのトリックテイクには独特のフォローのシステムを打ち出しているのです。

では次の説明に

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