ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

フォージャックス

この記事は、Trick-taking games Advent Calendar 202221日目のエントリー記事です。


adventar.org

ひねくれた人たちへ。
【フォージャックス】




前回紹介した【スラッバーハニス】とセットで教えてもらったゲームですがこれも面白かったので紹介します。
フォージャックスはスローバーハネス同様にパーレットの本でも紹介されていてハーツファミリーに属されている。と言いたかったのですが、
 パーレットの本でで紹介されていたフォージャックスの意味合いになるポリニャックというゲームとはまた別物になっています。もしかしたら誰かの創作か?
フォージャックスは通称ブリッジが「表のゲーム、ブラックレディー、ハーツを「裏のゲーム」と称すのに対して
このフォージャックスは「ねじれたゲーム」と呼ばれ、かなり変わったゲームになっています。
なるべくJを取らないようにするのが目的です。
3人の遊びかた限定になります。
まあ、3人で遊べるトリテは結構重(以下略)
各スートの8〜2を抜きます。
ランクはA>K>Q>J>10>9
スートにもランクがあります
♠>♡>◆>♣
このスートランクはあることに関して必要になってきます。
ディーラー最初適当に決めて以降時計回りに移ります。ディーラーはシャッフルして各自8枚配り切ります
配りきったら、自分の手札8枚から1枚を右隣に回します、
左から1枚カードが来ますので、それを手札に加えます。
ディーラーの左隣からマストフォローのトリックテイクを8トリック行います。
この時Jが出た時、このトリックで一番弱いカードを出したプレーヤーがJを引き取ります。
一番強い人ではないですよ。1番弱い人です。
もしディスカードをしたプレーヤーがいたら、単独の場合、その人がJを引き取ります。
同じディスカードのプレーヤーが2人いたらスートは関係なくランク勝負になります。
ランク勝負だった場合、ここで初めてスートのランクで決めることになります。
コレを続けて8トリック終えたら終了となります。
このゲームではJごとに失点があります。
♡J、♠J、♢Jは−1点 ♣Jは−2点です。
ただし4枚のジャックを1にんで取ると「フォージャックス」となり、+3点獲得できるのです、他のプレーヤーは各自−2点取ります。
こうして10ディール行うか、誰かが−10点達したところで終了となります。
一見すると【ハーツ】や【ブラックレディー】に似ているのですが、
トリックで一番弱いプレーヤーが引き取るというのが決定的に異なり、
このゲームの混乱する独特のプレイ感を起こさせています。
これがが独特であまり最近はこの言葉を使うのは好ましくはないんですが、
よくトリテの話になると出てくる「変態」トリテというのはこういうことではないかなと思うんですよね。
じゃー強いカードが有れば大丈夫じゃね?とおもうんですがこのゲームには「シュート・ザ・ムーン」と同様な「フォージャックス」があるんです。
Jを取らないようにすることだけ考えると相手に「フォージャックス」を決められてしまうので
それを崩さないといけないのですが誰が他の人が取らなければ自分が取らないといけない、でも失点は少なくしたい。という悩ましい内容になってます
私はハーツの「シュート・ザ・ムーン」は苦手なのですが、これはシュート・ザ・ムーンだけに凝縮させたゲームになって目的はしっかりしているので面白いと思いました。
ゲーム自体は簡単で正統系ですが少し捻りが加えられた怪作だが傑作ですので是非遊んでみてください。
ここにルールの纏めがあります。

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