ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ルージング・ローダム

嗚呼、なんて素敵な運ゲー
【ルージング・ローダム】

(写真は鋭意製作中ですカキフライをお楽しみください)

今年もかなり忙しい日々を送ってきましたが、いろいろなトリテやトランプゲームを遊ぶことが出来て遊んでいただいた皆さんに感謝しています。
 今年一番遊んだゲームで草場さんに紹介してもらった【ルージング・ローダム】を紹介しましょう。



【ルージング・ローダム】は16〜17世紀にイギリスで大流行したゲームでハーツの祖先と呼ばれています。
なんだか最近ハーツの関連のゲームばっかり紹介してるよなと勝手に思ってます。
ハーツといえばなるべくトリックを取らないようにするゲームの代表でもあり、
この【ルージング・ローダム】も同じようにトリックを取らないようにしていくゲームの仲間です。
ゲームファームにもルールが掲載していますが、今回は草場さんに教えてもらったルールとは変わっているところがあります。
ゲームファームのルールにははチョット謎の要素あるので、
教えてもらったルールの方が余分なものが削ぎ落とされてスッキリとはなってる印象です。
◾️人数
【ルージング・ローダム】は何人でも遊べる事ができるという良点があり、たしかに大人数の方が盛り上がります。
ですが多すぎても手札が少なくなってしまうので、通常のデッキだったら7人までがおすすめになるとのことだそうです。
草場さんの話だと現在開発しているイコサカードだと各スート20枚あるので10人でも遊ぶ事ができるそうなので、完成を気長に待ちましょう〜。
このゲームは人数が変わることによってプレイ感も変わるらしいので、
機会があったらいろんな人数を試してみてください。
◾️目的
特定のカードを取るて得点が入ります。
特点を31点以上取るとチップが一つ減ってしまうため、30点以下にしてチップを減らさないようにしていきます。
◾️用意するもの
トランプ:ジョーカーを抜いた1デック52枚
チップ:1人3枚持ちます。各プレーヤーのライフカウンターとして使用します。
◾️ランク
A>10>K>Q>J>9>8…2
10がAの次に来ることに注意してください。結構みんな勘違いします。
A、10は「トップカード」、K、Q、Jは「絵札」と呼びます。
◾️得点
カードには各自得点があります。
A=11点 10=10点 K=3点 Q=2点 J=1点 それ以外は0点。
全部のカード得点を合わせると108点となります。
【ルージング・ローダム】はこのカードの得点の108点を押し付け合うゲームです。
◾️ディール
適当な方法でディーラーを決めたら、各自に手札を配ります。
配る枚数は人数によって異なり、全部配り切らず手札が均等になるようにします。
人数   手札   余るカード
3人  17枚  1枚
4人  12枚   4枚
5人  10枚   2枚
6人  8枚   4枚
7人  7枚   3枚
8人  6枚   5枚
余ったカードは裏向きに纏めて傍におきます。
この後、これが切り札を決める時に重要な役割をします。
◾️交換
手札が配られたら、カードをプレーヤー同士で交換することができます。
交換は2通り
トップカード同士を交換する、
絵札同士を交換する
この2種類。
交換したいカードがあるプレーヤーは
「トップカードを交換しませんか?」
又は
「絵札を交換しませんか?」
と言って交換したい人を募ります。
この時募る順番などはありません、みんながそれぞれ好き勝手言ってヨシ!
交換を募って希望者がいたらその人との交換となります。
この時2人以上交換希望者がいたら、交換を募った人がどちらかを選んでも構いません。
交換する人が決まったらトップカードを宣言していたらお互いトップカードを、
絵札を宣言していたらお互い絵札を交換します。
その時ですが、交換したカードと交換されたカードが同じスートだった場合は交換不成立で交換したカードを戻します。
交換する人が出ない、交換希望しても希望者がいなくなった場合、交換は終わりプレイを始めます。
◾️プレイ
 ディーラーの左隣のプレーヤーから時計回りにマストフォローのトリックテイクを行います。切り札は最初はありません。
こうしてプレイしていくと、誰かがフォローできず他のスートを出した(ディスカード)があります。
 ディスカードが起きた瞬間、配り切らずに余ったカードの一番上を捲り、
そのカードのスートが切り札となります。
余ったカードが捲られたトリックからそれ以降のトリックもまくられたカードのスートが切り札になります。
◾️得点、ライフの処理。
トリックが終了したら各自取ったカードの得点計算を行います。
取ったカードの合計が31点以上のプレーヤー全員は、手持ちのチップを1つ減らします。
カードの合計が30点以下のプレーヤーは何もありません。
全員が30点以下の場合もあり得ます。
この時は一番多く点を取ったプレーヤーがチップを1つ失います。
トップタイが数人いる場合、全員がライフを1つ無くします。
Aと10が10点台なのに対して、絵札は1、2、3点ですので、絵札だけで31点にはよっぽど沢山取らない限りなりにくいです、
なのでAと10とっているプレーヤーに注目して31点以上取ったか確認とれば判定しやすいと思います。
チップが全てなくなったプレーヤーは脱落し、
生き残っているプレーヤーだけでプレイを続けます。
配る枚数は残っている人数にで変えます。
こうして人数2人になったらゲーム終了となるとのことです。
この時に余っているチップの枚数が多く残ってたプレーヤーが勝者となります。
同数だった場合は終了時の獲得した枚数の少ない方、同じならトリック数の少ない方で順位を決めます。
(注役で)私の場合この通り脱落したプレーヤーを待たせてしまうことになるので 2人になるまでせずに脱落者が1人、2人でた時点で終わらせてしまうようにします。その場合、各自の手持ちチップの枚数を少し増やして差ができるようにしてもいいかもしれません。(ここまで)
ルール見てもらえばわかりますが運ゲー、なのですがこれが異様に盛り上がります。
交換も不利に働くのか有利に働くのかわからないし、捲られた切り札次第、ということにもなるんですが、
何故か異様に盛り上がりさせて来る不思議さを持っているんです。
どんなに文章にしてみてもどれくらい盛り上がるか伝わらないものなのでこれは実際に遊んでみたほうがいいと思います。
いろんなゲームを遊んでいるとホント不思議なものなのですが、
ルールを一見みただけだと、これのどこがおもしろいの?と、不思議に思う時があるんですが、
いざ遊んでみると必ず盛り上がってくれて遊ぶときの定番になりやすかったりします。
例えばヤニブがそう。実際遊ぶとゲームの内容以上に本当に大盛り上がりできるんですよね。
ゲームのポテンシャルって本当にすごいと感じてしまうのです。つくづく不思議。
と、いうわけで、
明日はクリスマスだからみんなで遊んでみると良いんじゃないですかね!!!!
メリクリ!!!

追記
今年はベストトリテはフィッツェンだと思ってます。オススメ。