ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

Crisps

軽く召し上がれ。
最新型2人大富豪
【Crisps】

トランプゲームの創作系で面白いゲームがありましたので、
今回はそちらを紹介しようと思います。
今回紹介する【Crisps】はゲームデザイナーShreesh Bhatが2024年に作成した最新作の大富豪系の2人専用ゲームです。
2024年に作られた、ということは…生まれたてホヤホヤですよホヤホヤ!
Crispsというのはどうやらイギリスでのポテトチップスの呼び名だそうです。


Xでも話題になっていたので、以前ルールを急遽訳して纏めてみました。

その後、GBAで遊べるようになったり、ルールを纏めてもらったところも出てきたので、
ルールの内容もだいぶわかってきました。
今回はちゃんと推敲したルールを紹介します。
ちなみに原文はこちらにありますので1回は目を通していただく様お願いします。

www.dropbox.com

目的

相手より早く手札をなくすことが目的になります。
先に3ラウンド勝ったプレーヤーの勝利です。

人数

2人

用意する物

トランプ
A、K、Jを抜いた40枚

ランク

Q>10>9>8>7…2

スターター決め

最も空腹なプレーヤーがスターター…適当でいいっすよ!!
その後のディールでは、ポイントの低いプレーヤーがスターターとなります。
同点の場合は、前回スタートプレーヤーでは無い方がスタートプレーヤーになります。

ディール

各プレーヤーに手札を12枚づつ配ります。
4枚だけ別に配り脇に伏せ札として置きます。
この4枚はこのラウンドでは使いません。
手札と伏せ札以外は山札として置き、山札から1番上のカードを取り表にして脇に置きます。

プレイ

スターターから自分の前に表向きに出しラウンドを開始となります。
このゲームではオリジナルコンボスペシャルコンボという出し方があり、
スターターはどちらでも出すことができます。

プレイのしかた

このゲームではオリジナルコンボ、シュぺシャルコンボの2通りの出し方があります。

オリジナルコンボ

  • 1枚出し(2、5、Q)
  • ペアセット(2-2、5-5、Q-Q)
  • ラン(連番)3枚以上(2-3-4、5-6-7)
  • ペアのラン 2ペア以上(2-2-3-3-4-4)

Qは10とつながっておらず、Qをランとして出すことは出来ません。
Qを出すときは1枚出しか、ペアセット限定になります。
次のプレーヤーは、同じ種類かつ同枚数のコンボの同じか高いランクを出すことができます

ここでのポイントとして、同じランクだったら出すことができるというのがあります。
普通の大富豪を遊んでいる人にとっては勘違いしやすいポイントではあるのですが、これによって最強のランクを出したのに同ランクで返されるリスクがあります。これがこのゲームオモシロの要素でもあります。
GBAでやった時にこれで出せないだろうとQのペアを出したら相手にQのペアを返されそのまま負けました。
気が付いたらディスプレイがこぶし型に割れていたという…。

スペシャルコンボ

  • 同ランクカード3枚
  • 同ランクカード4枚

ランクに関係なく前のスペシャルコンボより多い枚数のスペシャルコンボ、又は同じ枚数でランクの同じか高いスペシャルコンボだったら出すことができます。
オリジナルコンボからスペシャルコンボを出すこともできます。
ただしQを含まないオリジナルコンボには出すことが出来ません。
Qを含むオリジナルコンボにのみ、スペシャルコンボを出すことが出来ます。
連番のオリジナルコンボはがスペシャルコンボが出せないのでこのゲームでは連番は非常に強いですね。

パス

プレイできない、プレイしたくない場合パスをします。
パスをしたらラウンド終了なります。
まずパスをしなかったプレーヤーが表向きになった札か、裏向きになっている札どちらか1枚を取りて手札に補充します。
次にパスしたプレーヤーが選ばなかったほうを選び補充します。
 両プレーヤーがカードを引いた後、山札から1枚引いて表向きにします。
山札がない場合、補充はありません。
プレイしたカードは裏向きに脇に裏向きに置きます。

ゲーム終了、得点。

山札補充関係なく手札をすべて出し切ったら即座にラウンドは終了となり、出し切ったプレーヤーの勝利となります。
勝ったプレーヤーは1ポイント獲得し次のラウンドになります。
先に3ラウンド先取を競います。

バリアント

Qを用意する代わりにJを用意するバリアントがあります。

ランクはQとおなじなのですが、連番に組み込むことが出来ます
例:9-10-J、9-9-10-10-J-J
ただし、Jはスペシャルコンボで返されるので、Jを含むの連番を不用意に出してしまうとスペシャルを出される恐れがあるので注意が必要です。
もう1つは手札補充するときに山札から1枚表向きのカードを出さず2人とも裏向きの山札から取るというバリアントもあります。

枚数も多くはないのでポテトチップスみたいに簡単にサクッとできるゲームです。
同じランクでも出すことが出来るルールは大富豪としては変わってますが、
互いに同じランクを出しあってジリジリとした駆け引きを行うことが出来るプレイ感は結構好きです。
1ラウンド終わるごとに勝っても負けて手札が1枚補充されていくので、大きく減らせる手を出せたと思っても勝とうが負けようが1枚手札が増えることになり、これで大きく狂わせられます。
下手するとままならなるので手札に翻弄される悩ましさのある手軽な面白さがあります。
ポテトチップスと同様、お手軽ですが病みつきになる楽しさだと思いますよ。
GBAでもあそべますのでぜひ試してみてください。
boardgamearena.com