ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ベリシ・ネベリシ

極寒の地で進化したダウト

【ベリシ・ネ・ベリシ】

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ダウトというゲームがありましたが、あのゲームは中々終わることがないというネックがあります
今回紹介するは【ベリシ・ネ・ベリシ】は、ロシアで生まれたダウトのバリエーションです。
ただ、直ぐに終わる様に一工夫が加えられています。
そしてこの【ベリシ・ネ・ベリシ】は、私がゲーム会に入ったときに最初に遊んで
今現在でも好きなトランプゲームの一つで、かなりの思い入れがあります。



人数は」3人〜6人まで遊べます。
ジョーカーを除く52枚を用意してください。

まず、一枚だけ裏向きに伏せてこのカードは使わないので脇に置きます。
そして残りのカードを全員に配りきります。
手札の枚数がそれぞれ違うことがありますがそれでも構いません。
各プレイヤーは手札に4枚の同じランクのカードがあるか確認します。
もし同じランクのカードが4枚揃っていたら、表向きにして場に捨てます。
場に何が揃ってるか分かりやすいからです。
ディーラーの左隣から初めて時計回りに行います。
最初のプレイヤーは1〜3枚までの数字を伏せて出し、その裏になったカードが何のランクであるが宣言します。
この時に伏せたカードの内容に対して嘘をついても構いません。
次のプレイヤーは自分の手番を以下の二つから選べます。

1)数字を宣言して手札を出す。
前のプレイヤーと同じ数字を宣言して1〜3枚のカードを前のプレイヤーと分かりやすい様に別に置きます。
もし、誰もダウトせずに数字宣言が1周して再び数字宣言して出す場合、
前に出したカードとわかる様に置いといてください。

2)ダウト宣言をする。
前のプレイヤーに対してダウト宣言をすることができます。
ダウトされたプレイヤーは直線に出したカードを表向きにして、
ダウト宣言の成功失敗を判定します。

※ダウト宣言の正否

ダウトされたプレイヤー出したカードが数字宣言と同じか違うかによって変わります。
3枚〜2枚出しのときは1枚でも数字宣言と違うカードが出ていれば。数字宣言と異なるとみなします。

・数字宣言と同じ場合
ダウトしたプレイヤーが場にあるカードを全て引き取ります。
そしてダウトした次のプレイヤーに手番が移り、新しく数字宣言します。

・数字宣言と違う場合

ダウトされたプレイヤーが、場にあるカードを全て引き取ります。

そしてダウトした次のプレイヤーの手番が移り、新しく数字宣言します。
手札を引き取ったプレイヤーはランクの4枚揃ったカードがあったら表向きに捨てます。

(ここでは手札が引き取った後の処理は同じですが、
数字宣言が違ったらダウト宣言をしたプレイヤーから、
宣言と違う場合ならダウト宣言をしがた次のプレイヤーから次のラウンドを始めるというルールがあります。
これだと正確に嘘を言わなければいけなくなるみたいです。
このルールでは遊んだことがないので、
どちらでもダウトした次のプレイヤーから始めるルールで説明しますが、
これはこれで魅力があります。)


以降を繰り返し、手札が無くなったプレイヤーから抜けていき、最後の1人になるまで続けます

このゲームの面白いのはダウト宣言が不利な方向に働いてしまうということです
前の相手が怪しいからと行ってダウトばかりしていると、自分が不利になってしまいます。
次のプレイヤーがダウトすると出せなくなることを利用してワザと嘘の宣言をすることもできます
このゲームは下位を決める攻防戦の方が実は面白いんですよね。詰将棋の感覚に近くなっていく感じがします。
あともう一つテクニック。
最初の宣言では嘘のカードを出して、2周目に入ったら本当のカードを出すというテクニックもあります。




 戦略的なことを書いてしまいましたが、ワイワイ盛り上がれるゲームでもあるので、
気楽な感じで遊んでいただくことをオススメします。
人狼】系の心理戦好きな方にもオススメですよ