偶数危険!!
【パリティ】
数学における偶奇性(ぐうきせい、英: parity; パリティ)とは、ある対象を偶(ぐう、even)と奇(き、odd)の二属性のいずれか一方に排することである。しばしば、ふたつ(以上)の対象に対して、それらの偶奇性が一致しないことを以って、それらが相異なるということの理由付けとするというような議論に用いられる場合がある。(wiki)
物事において簡単な属性分けは2種類に分けられていきます、女性か男性か、子供か大人、寒いか暖かいか、明るいか暗いか…。
【パリティ】はトリック数の偶数か奇数によって天国、地獄に分かれる面白さを持ってます。
私は【ウィザード】というゲームの元となった【オーヘル】というゲームが好きです。
【パリティ】この【オーヘル】をインスパイアとなって作られたゲームで、驚くほど簡単ですが完成された面白さを持ってます。
人数は何人でもいいですが、4~6人ぐらいがいいでしょう。
4人の時は12枚ずつ、5人の時は10枚ずつ、6人の時は、8枚ずつと全員が偶数枚で均等に配るようにくばるのがオススメです。
残った手札は場札として伏せておきます。これらは使用しません。
スタートプレーヤーは適当に決めてその人から時計回りにリードを始めます。
それ以降はマストフォローのノートランプのトリックテイクを行います。
手札がなくなるまでトリックを行ったらトリック得点計算を行います。
実は得点がこのゲームの肝になってます。
0トリック取った・・・±0点
1トリック取った・・・1点
2トリック取った・・・-2点
3トリック取った・・・3点
4トリック取った・・・-4点
5トリック取った・・・5点
6トリック取った・・・-6点
7トリック取った・・・7点
8トリック取った・・・-8点
9トリック取った・・・9点
つまり、奇数の時はトリック数のプラス点、
偶数の時はトリック数のマイナス点となります。
ラウンドが終わったら、得点計算をし、次のラウンドへ。
人数分ラウンドが終わるまで得点を競います。
【オーヘル】にはビットによりトリックの出し方を臨機応変に考えていく面白さがあります。
しかし、プレイ途中で目的が失敗してしまうとやることがとたんに無くなってしまうというデメリットがあります。
そのデメリットを無くしルールを簡略化したのが【パリティ】なのです。
手札運でどうしょうも無い時はある物の、1回トリックを取ると状況が一変する面白さがあります。
奇数トリックに取っていてうっかり1トリック取ってしまっても、余裕さえあればうまくもう1トリック取っていこうと前向き(?)な気持ちで行えるのがいいですね。
点数方法だけのアイディアですがここまでゲームが面白くなります。
ワン・アイディアの良作だと思います。