ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

ハムレット

役になるか?ならないべきか??

ハムレット

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最近【80日間世界一周】という名前のゲームが出て少し話題となりました。
このゲームはドイツ年間ゲーム大賞の初代受賞作【ウサギとハリネズミ】のリメイクでもあります
【ウサギとハリネズミ】はカードを使うすごろくゲームで
お互いの順位の絡みを見ながら駒を進めていくゲームで今現在でも遊んでも楽しいゲームです。
この【ウサギとハリネズミ】の作者であるDavid Parlettは
トランプの研究者としても有名で
以前紹介した【ダックスープ】【アゴニーアント】や、
そのほかにも3人ゲームの傑作【99】
独特のトリックテイク【タントニー】と創作したゲームも数多くあります。
今回はそのパーラットが創作した、
3人専用トリックテイク【ハムレット】を紹介します。
ダックスープ】の時といい、
ゲームのルール中に出てくる言葉がおしゃれなのがパーラットらしいですね。

■人数
3人限定になります

■用意するデッキ
各スートの2~6を除き、ジョーカーを追加した33枚を使用します。
得点記録用としてスコアシートかチップを用意すると良いでしょう。

このゲームではジョーカーはポローニアスと呼ばれているそうです。


■目的

目標点数を決めて何回かトリックを行なった後、目標点数に達したプレイヤーの勝利となります。
パーラットは250点目標を提案しているそうです。

■ランク

A>K>Q>J>10>9>8>7

■ディール、ビット
任意の方法でディーラーを決めます。
ディーラーは全員にカードを配りきります
これで各プレーヤーの手札は11枚になるはずです。

手札の確認をした後、各プレーヤは任意のカードを1枚表向きにして出して、
全員が出したら一斉に表向きにします

これにより3人が出したカードの内容によって以下の二つが決まります

1:切り札スート
2:「to be or not to be」

特に2番目について「?」になった人がおられると思いますので、これらを説明します。

★切り札スート

3人の出しているカードのスートを見ます。

同じスートが出ている場合…同じスートが切り札
スートが3人とも違う場合…3人が出していないスートが切り札

★to be or not to be

ハムレット】では「to be」と「not to be」という2種類のゲームがあり
どちらをやるか決めます

出されたカードを見て、絵札(K、Q、J)が出ているかどうか決めます。

絵札が出ている場合…to be   出ていない場合…not to be

得点法を先に説明してしましますが、このゲームでは11トリック行いラウンドが終了したら。
トリック数によって1人が「ハムレット」他の二人は「ローゼンクランツとギルデンスターン」
になります。

その時に「to be」と「not to be」のどちらかでお互いの得点が変わります。

to be…ハムレットは1トリックにつき10点 ローゼンクランツとギルデンスターンは1トリックにつき1点
not to be…ハムレットは1トリックにつき1点 ローゼンクランツとギルデンスターンは1トリックにつき10点

では、どうやってハムレットかローゼンクランツとギルデンスターンを決めるのか
それはこの後で説明します。

■プレイ、ジョーカー(ポローニアス)の使い方

ディーラーの左隣から時計回りにマストフォローのトリックテイクを11トリック行います。
ジョーカー、もといポローニアスですがフォローで出した場合はどのカードよりも弱いカードですが、リードで出した場合は最強となります。
リードで出された場合は他の2人は任意のカードをディスカードします。
なお、フォローで出す場合は、リードするカードがない場合に限ります。

ハムレットの決定、次のラウンド

11トリック終了後、3人の取ったトリック数を確認します。
この時

トリック数が2番目に多いプレイヤー
例:トリック数が2ー5ー4の場合5トリックのプレーヤー
or
2人が同じトリックを取っているとき違うトリック数を取っているもう一人のプレーヤー
例:トリック数が2ー7ー2の場合、7トリックのプレーヤー
ハムレットになり、他の二人がローゼンクランツとギルデンスターンとなり
ゲームによって得点を計算します。

(注意していただきたいのですが、0トリックの場合、10点が入ります。
もしnot to beでゼンクランツとギルデンスターンの場合、0トリックを取ると100点が入ることになるそうです。)

得点計算後、ハムレットになったプレーヤーがディーラーとなり次のラウンドを始めます。

うまくコントロールできればいいのですが、最初のビットがらして。
上手くままならないことになる要素が多くて中々難しいゲームだと思います。
パーレットはto beの場合はハムレットになりやすい3、4トリックを取ることを目指し、
not to beの場合はとにかく多く取るか少なく取ることを目指すようにとアドバイスしています。

ここのまとめを参考にしてみました。是非ともこちらみどうぞ。


togetter.com

パーラットの創作トランプゲームは質の高いのが多いので
今後ともこのブログで紹介していこうと思います。