ゲームばっかりやってないで

アナログ、デジタル、両方のゲームが好きで、それらのリビドーをぶちまけるブログ。そのほかにもいろいろな雑記も。

カリプソ

カナスタインスパイア系??
切り札を利用してカリプソを作れ。

カリプソ


トリックテイキングではありますが、
グループを作る、トランプ多く使う、チーム戦、カタカナ4文字
と【カナスタ】に似ているところが多いので次に紹介するゲームとしてはいいかなーと適当に思ったので【カリプソ】を紹介します。



カリプソは1950年代に R.W.Willis氏によって発明されたカードゲームで、
トリックテイキングでありながら、カリプソというカードのグループを作るセットコレクションの要素、トランプ4デッキの200枚以上使う豪快さや、各プレーヤーに切り札が各自に設けられている等の独自性あふれるゲームです。
カリプソ】が商品として売られていた時もあり、専用ボードもBGGで紹介されています。

boardgamegeek.com

これオシャンでいいですねー。誰か作っていただける人いませんか…
切り札のルールが各個人で設定されているルールがややこしいですが、
それさえ理解できればと枚数が多いと複雑になりがちなトリックテイキングトランプゲームの中ではプレイは簡単なほうだと思います。

目的

トリックを勝利し、カリプソを多く作ることです

用意するデッキ

52枚トランプ4組を使いますので全部で208枚ですかね…。

人数

4人専用のゲームになります。
向かい合ったもの同士、パートナーになります。

ランク

A>K>Q>J>10>9…>2

切り札、ディーラー決め

このゲームですが4人がクラブ、ハート、スペード、ダイヤ各スートを切り札にして受け持ちます。
この時クラブとダイヤの、スペードとハートがを切り札にした人同士がパートナーとなります。

切り札、パートナーの決め方として、まずカードを各自引いて高いランクを引いたプレーヤーがディーラーとなります。
ディーラーは切り札を決め、どこに座るか決めます。
パートナーが決まっている場合はディーラーのパートナーは自動的に切り札と席を決まりますので、
今度はディーラーではないパートナー同士が残った切り札のどちらか請けもつか決めます。
パートナーがあらかじめ決まっていない場合、最も高いランクのを引いたプレイヤーと次に高いランクを引いたプレイヤーがパートナーになります。

ディール

このゲームは1ゲーム4ラウンドになっておりディーラーは各ラウンド毎に13枚配ります。
1ラウンド目にすべてのカードはシャッフルしてそれ以降はシャッフルせずにそのまま使います。

プレイ

ディーラーの左隣からマストフォローのトリックテイクを行います。
基本的に切り札が出ていない場合は純粋にランク勝負となります。
ただし切り札を出しているプレーヤーがいる場合は場合は切り札がが優位となります。
複数切り札が出ている場合、ランクの高いプレーヤーが優位になります。
同ランクの場合は先出しが優位となります。
ここで注意なのですが、他の人が自分の切り札のスートをリードした場合、自分がそのスートを出したとしてもそれが切り札になりません。
つまり、相手に切り札を出してもらうことが出来ません。
もう一つ、自分の切り札をリードして全員がそのスートを出した場合、
自分が切り札を出していることになり、ランクに関係なくリードしたプレーヤーが勝ちとなります。
それに対して相手ペアが味方ペアの切り札を出してしまった場合、切り札を出すことはできず、
スートの高いカードを出さない限り、トリックを取ることは出来ないので、
相手のパートナーの切り札をリードを出すのは妨害策としては強いです。

この
「他の人が自分の切り札をリードしたら切り札無効」
「切り札リードの場合全員フォロー出来たらリード勝ち」
2点はややこしいですがこのゲームの独自性になってます。

カリプソ

カリプソとは自分の切り札の2~Aまでの13枚からできる組み合わせのことです。
トリックに勝った場合、各パートナーのカリプソを構成するカードがあったらそのカードを表向きにして並べておきます。
カリプソに使われないカードや、切り札のカードであってもすでに表向きに置かれているカードを取った場合は、
カリプソに並べずにまとめて裏側にして置いておきます。
カリプソが完成した場合、それをまとめて横に置いて新しいカリプソを作り始めます。
新しくカリプソを作ったばあい同じカードを取ってしまうと1枚はカリプソに組まれますが、もう1枚はカリプソにならなくなります。

得点計算

4ラウンド終わったらゲーム終了で、得点を計算します。

  • プレーヤーが最初の作ったカリプソ:500点
  • プレーヤーが2つ目に作ったカリプソ:750点
  • プレーヤーが3、4つ目に作ったカリプソ:1000点
  • 未完成のカリプソのカード1枚:20点
  • カリプソの使われずに裏向きになったカード:10点

得点の多いペアが勝利となります。
得点の合計が1000点以上になる点がカナスタに似ていますw

基本的には4ディール中でどこでカードが引かれるかが問題になるゲームですので、運の要素が強いゲームだはあると思います。
勝てる可能性が高いので自分の切り札のリードを行ってしまいがちなのですが、相手チームは同ランク同スートのカードを出してカリプソを作らせなくする作戦ができるのであまりいいとは言えません。
基本的には2つを作ろうとなるとかなりハードルが高くなるので欲張らずに最低1つ作ることを目標としていくのがいいのかなと思っています。
是非とも遊んでみて【カナスタ】と似ているところを見つけながら楽しんでみるのがいいと思います。
基本的なトリックテイクで、運の要素も多いので気軽に遊べるゲームです。

カリプソGBAでも遊ぶことができますので、興味があったら遊んでみてください。
boardgamearena.com